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単行本解禁:久しぶりにワクワクしたこと

アフターダーク(村上春樹著)本日発売。

同時代を生きている作家の作品は、新作が出てから文庫本になるまでに、結構な時間がかかる。

文庫派にとってはツライことだ。出来立ての新刊をほくほく顔で買っていく人たちを、指をくわえて見ていた私は(←ウソ)「もう少しの辛抱だ」と自分に言い聞かせ、ひたすら文庫になる日を待ちわびていたのである。

でも、ちょっと考えてみたの。
なぜ、文庫にこだわるのか?

1. かさばる為、収納又は持ち出しにとっても不便。
2. 高い
3. 単行本の時から少し改訂されていたりして、文庫の方が(なんとなく)
  「よく練ってある」気がする


人それぞれなので、他にも沢山あるとは思います。もちろん反対意見も(単行本派)

でも、「海辺のカフカ」文庫本を待ちわびて待ちわびて、しかもまだ出ていない=読んでないという状態は、果たして我慢するべきことなのか?

1. ほとんど持ち出さない、収納は、近々しっかりした本棚を購入予定なので
  あまり気にならない
2. 社会人だ!それくらいの余裕は・・・(?)
3. どうせ文庫だって何回も改訂される


プラス、
同時代を生きる、大好きな作家の作品をリアルタイムで読む快感とはどんなものか?
という好奇心により単行本(独りよがり)解禁。

で、早速買いに行ってきました。
モチロン予約なしの一発勝負です。
仕事も定時に切り上げてきました(半分台風理由)。
したらさ〜、最初に行った、行きつけの(中型)書店は
売り切れ

「マジ!!!そんなに人気があるのか!!」とあせりはじめる。こうなったら何が何でも発売日にほしくなるのが人間です。
これだけでパニクる弱い私の脳みそを働かせて、次はちょい近くにある(ちょっと大型)書店へ豪風の中、車を揺さぶられながら走らせる。
同じタイミングでドアに向かうおばさんに、勝手に対抗意識を感じながら入店。

「あった・・・」

特別設置。ポップの下に平積みされた本達。吟味して(←どれも一緒だって)購入。ふう。

「やった〜!」
と、何だかとてもうれしかったですよ。これが発売日に買う喜びか!今まで知らなかった自分が悔しい。
もう絶対発売日に買おう。

これからゆっくり味わいながら読むつもりです。楽しみだ。うふ。
by ayahaya | 2004-09-07 23:58 | 独りよがり好本